米国株銘柄で組む!毎月配当ポートフォリオを考える|米国株

ポートフォリオ ETF
ポートフォリオ

はい、どうもー。投資の小学生です。

皆さんは普段どのような投資スタイルでポートフォリオを組んでいるでしょうか?

今回は高配当株投資を行なっている方の中でも以下のような方向けの記事となっています。

  • 配当金・分配金の受取月が偏っている方
  • 配当金・分配金の受取額が月で偏っている方
  • 毎月配当・分配のポートフォリオを検討している方
  • 毎月配当・分配におけるメリット・デメリットが気になる方

高配当株投資の毎月配当金・分配金を受け取るポートフォリオの組み方とそのメリット・デメリットとはどういったものなのか?

これから毎月配当金による不労収入で早期リタイア(FIRE)を検討されている方などはぜひ一読ください。

それでは、早速解説していきます。

投資は自己責任でお願いします。当ブログではブログ管理者が好んでいたり、多くの人がSNSや動画にて話題にしている銘柄を紹介しています。現物で買う、空売りするなどポジションによっては利益にも損失にもなりますし、短期や長期といった違いでも損益結果が変わってきます。

毎月配当・分配金ポートフォリオ組むには?

毎月積み上がる配当金
毎月積み上がる配当金

毎月配当金・分配金を受け取るには主に以下のような方法があります。

  • 毎月配当金・分配金を支払う銘柄でポートフォリオを組む
  • 四半期配当の銘柄を配当月をずらした複数の銘柄でポートフォリオを組む

具体的な例をもとに順に解説していきます。

債券ETFを組み入れる

米国のマーケットで取引されている債券の寄せ集め上場投資信託(ETF)は毎月分配型のETFが多い(全部?)です。

そのため債券ETFをポートフォリオに組み込むだけで毎月分配金が入る形になります。

債券ETFの概要については以前に解説した以下の記事を参考にしてください。

上記の記事のような優良総合債券ETF以外にも、

  • 長期国債ETF(ティッカー:TLTなど)
  • 投資適格級債ETF(ティッカー:LQDなど)
  • 新興国債券ETF(ティッカー:EMBなど)
  • ハイイールド債ETF(ティッカー:HYGやJNKなど。通称ジャンク債ETF)

このような債券が分配金利回りも様々あるので、利回りとリスクを考慮の上でポートフォリオに組み込んでみるのも良いかと思います。

個別銘柄で分散させる

米国の配当金を出している個別銘柄は概ね4半期毎に配当金を支払っている銘柄が多いです。

ただし、4半期毎とはいえ12ヶ月ある1年のうちでも銘柄によって配当月が各々異なっています。

  1. グループA) 1月 / 4月 / 7月 / 10月配当支払い月
  2. グループB) 2月 / 5月 / 8月 / 11月配当支払い月
  3. グループC) 3月 / 6月 / 9月 / 12月配当支払い月

大体上記のグループA〜Cのいずれかが配当金支払い月となっている銘柄が多いです。

そのため毎月配当ポートフォリオを組むためには上記の各グループから銘柄を買付することで毎月配当ポートフォリオとなります。

NYダウ工業株30種の場合だと下記表のようなグループになります。

企業名ティッカー配当支払い月年間配当金と利回り
シスコCSCOグループA$1.48 (2.82%)
JPモルガンチェースJPMグループA$3.60 (2.34%)
メルクMRKグループA$2.60 (3.49%)
ナイキNKEグループA$1.10 (0.82%)
アメックスAXPグループB$1.72 (1.22%)
アップルAAPLグループB$0.82 (0.60%)
キャタピラーCATグループB$4.12 (1.79%)
P&GPGグループB$3.48 (2.58%)
ベライゾンVZグループB$2.51 (4.36%)
スリーエムMMMグループC$5.92 (3.34%)
アムジェンAMGNグループC$7.04 (3.00%)
ボーイングBAグループC$N/A (N/A)
シェブロンCVXグループC$5.16 (5.54%)
ダウDOWグループC$2.80 (4.56%)
ゴールドマンサックスGSグループC$5.00 (1.52%)
ホームデポHDグループC$6.60 (2.48%)
ハニウェルHONグループC$3.72 (1.82%)
IBMIBMグループC$6.52 (5.34%)
インテルINTCグループC$1.39 (2.36%)
ジョンソン&ジョンソンJNJグループC$4.04 (2.50%)
マクドナルドMCDグループC$5.16 (2.50%)
マイクロソフトMSFTグループC$2.24 (0.92%)
トラベラーズ・カンパニーズTRVグループC$3.40 (2.21%)
ユナイテッドヘルスUNHグループC$5.00 (1.40%)
ビザVグループC$1.28 (0.61%)
ウォルグリーンWBAグループC$1.87 (3.82%)
コカコーラKOその他$1.68 (3.34%)
ディズニーDISその他$N/A (N/A)
セールスフォースCRMその他$N/A (N/A)
ウォルマートWMTその他$2.20 (1.69%)
2021年5月1日時点のNYダウ配当支払い月と利回り一覧

例えばNYダウで毎月配当ポートフォリオを作るなら

1月 / 4月 / 7月 / 10月 → メルク(MRK)からに配当金をもらい

2月 / 5月 / 8月 / 11月 → ベライゾン(VZ)からに配当金をもらい

3月 / 6月 / 9月 / 12月 → シェブロン(CVX)からに配当金をもらう

という感じで毎月配当金を受け取れるようになります。

もちろんNYダウの構成銘柄以外にもS&P500やNASDAQといった指数の銘柄から選んだり、それらの指数に組み入れられていない銘柄などから選択しても良いかと思います。

配当の安定感という意味では以下の記事のように配当王・貴族銘柄から選ぶのも良いかもしれません。

毎月配当・分配金ポートフォリオメリット

毎月配当・分配金ポートフォリオについて自分なりのメリットについて考えてみます。

メリットと考えられる点は以下になります。

  • 複利効果の恩恵が最短で受けられる
  • 毎月のキャッシュフロー(CF)が安定する
  • 減配・無配のリスクを分散できる

複利効果の恩恵が最短で受けられる

配当金・分配金の受取月が集中している場合など例えば4半期毎の場合は配当再投資する場合に2ヶ月間の間が空くことになります。

毎月配当金・分配金を受け取っている場合は、受け取った当月に配当再投資ができるため複利の効果を早く受けられます。(2ヶ月分受けられる)

そのため長期間に渡って運用を行う場合は徐々にですが複利の効果によって成績に差が出てきます。

毎月のキャッシュフローが安定する

毎月配当金・分配金を受け取れることからキャッシュフローが安定しており用途について直近の生活設計がしやすいと考えています。

減配・無配のリスクを分散できる

毎月配当金・分配金を受け取れるポートフォリオになるためには複数の銘柄に分散して投資することになります。

そのため銘柄のリスク分散や時期や季節に応じたリスク分散もできると考えています。

高配当株ETFなどに集中投資した場合銘柄の分散は多いですが、減配・無配となるような事態になった場合に四半期分影響を受けるなど配当月が集中している分影響が大きくなると考えています。

毎月配当・分配金ポートフォリオデメリット

続いて毎月配当・分配金ポートフォリオについて自分なりのデメリットについて考えてみます。

デメリットと考えられる点は以下になります。

  • 買付手数料的に不利
  • 維持に手間が掛かる

買付手数料的に不利

優良ネット証券などは買付時の手数料として上限が決まっていたりします。

そのためある上限を超える買付においては一定金額となるためまとめて購入した方が手数料的にはお得になります。

ある程度まとまった月に集中して配当金・分配金が入ってきた方がこの上限を超えることが多くなるため手数料的に有利になります。

※もちろん毎月の配当金・分配金がその上限を超えるような高額投資を行なっている方については問題とはなりません。

維持に手間が掛かる

個別銘柄やETFなどを用いて毎月配当金・分配金を受け取れるようにするため、自分でポートフォリオを銘柄分散させた上で組み立てます。

インデックス投資の場合はETF側でリバランスなどして、一定の投資ルールに基づいたウェイトに構成比率をしてくれますが、配当金や分配金についてはそういったことをしてくれはしません。

毎月配当金や分配金を一定に保つためのリバランスを自分で行う必要があります。

まとめ

今回は毎月配当金・分配金を受け取るためのポートフォリオについて米国株にて考えてみました。

実際に自分自身は毎月配当金や分配金を得られるようなポートフォリオをとても意識して構成して運用を続けています。

そうすると偶然ですが、セクターがいい感じに分散されたりして、ポートフォリオ全体としての成績も安定感が出てきていると自分では思っています。

こういった副産物もあることから高配当株投資を行なっているみなさんもETFへの一極集中だけではなく、配当金・分配金自体の時間分散も行なってみてはいかがでしょうか?

今回はここまで。次回以降もよろしくお願いします。コメントやTwitterのフォローもよろしくお願いします。

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