はい、どうもー。投資の小学生です。
たくさんある米国株式の銘柄のなかで、多くの人から人気があったり、SNS等で紹介されていたりする銘柄をピックアップする【話題の米国株】シリーズ。
今回は米国の高配当個別銘柄として人気の「フィリップ・モリス・インターナショナル(ティッカー:PM)」についてお届けします。初めに本記事のまとめは以下の通りです。
- 米国のタバコ企業
- 配当利回りは5.38%
- 連続増配年数は51年
- 配当権利落ち月は3月/6月/9月/12月
- 配当支払い月は1月/4月/7月/10月
- 株価長期トレンドは横ばい(2021年3月時点)
それでは早速解説していきます。
フィリップ・モリスについて
フィリップ・モリス・インターナショナル(ティッカー:PM)はニューヨーク証券取引所に上場している生活必需品セクターに属する国際的にでタバコ販売事業をメインで行っている世界最大のタバコ企業。他にはワイン販売なども行っている。
有名なタバコだとマルボロやパーラメントなどを製造・販売している。
わかりやすく言うと規模感としては逆だが、アメリカ版JT(日本たばこ産業)
以前に解説したアルトリア・グループから海外タバコ事業部門がスピンオフしてフィリップ・モリス・インターナショナルを設立した。
- 米国内のタバコ事業→アルトリア・グループ
- 米国外のタバコ事業→フィリップモリス・インターナショナル
日本でシェアが大きい加熱式タバコ「IQOS」も生産・販売している。
フィリップ・モリスの長期チャートについて
フィリップ・モリス・インターナショナルの長期チャートは上記の通り。
スピンオフ後は右肩上がりの好調な株価推移をしていた時期もあったが、この3〜4年ほどはアルトリア・グループと同様にやや下落基調ではあるが横ばいを維持している状態なっています。
2020年3月のコロナショックをきっかけに下落していた反面、短期的に2020年を底として株価の反転が見えている。
株価 89.25
予想EPS 5.16
となっています。
フィリップ・モリスの配当利回りと増配率について
フィリップ・モリス・インターナショナルはスピンオフしていることから厳密には異なるがスピンオフ後も増配を維持していることでアルトリア・グループから引き継ぎの増配年数51年の配当王となっている。
また直近の配当と利回り増配率は上記の通り。
安定して配当利回り6%弱の推移をしているが、増配率は3%弱とアルトリア・グループよりは抑え気味で推移している。
現在株価に対するは等予想としては5.38%となっています。(2021年3月現在)
フィリップ・モリスの配当権利落ち月と支払い月について
フィリップ・モリス・インターナショナルの配当権利落ち月は3月/6月/9月/12月となっており、配当支払い月は翌月の1月/4月/7月/10月となっています。
フィリップ・モリスのメリット
フィリップ・モリス・インターナショナルは高配当株投資では候補となるような以下のような特徴を持っています。
- 高配当で現状5%程度の配当利回り
- 増配率は2〜3%程度で推移
タバコ産業ということもあり、追加投資が少なく参入障壁が高いことも競合の少なさがメリットと言えます。
またアルトリア・グループとは異なり、こちらば米国外を主な主戦場としている面やIQOSなど電子タバコの分野というところが今後の成長性の面について余地がありそうです。
フィリップ・モリスのデメリット
フィリップ・モリス・インターナショナルについてはタバコ産業ということもあり、健康志向から需要低迷が危惧されています。
海外での展開がメインであり、東南アジアなど今後の人口増加地域での成長可能性はありますが、現状の先行きとしてははっきりとしてきません。
また米国の大企業債務超過ランキング1位という点や配当性向が高い点についても今後の先行き見通しが不透明な点になります。
まとめ
今回は「フィリップ・モリス・インターナショナル」について解説してきました。
アルトリア・グループからのスピンオフであるこの銘柄については高配当な面はとても高配当株投資家からするとよく見えますが、海外事業としての展望がどこまで見えているのか今後も注視して行く事が必要そうです。
今回はここまで。次回以降もよろしくお願いします。コメント等もお待ちしています。
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