【話題の米国株 #12】米国高配当株 AT&T(T)を解説

AT&T 個別銘柄
AT&T

はい、どうもー。投資の小学生です。

たくさんある米国株式の銘柄のなかで、多くの人から人気があったり、SNS等で紹介されていたりする銘柄をピックアップする【話題の米国株】シリーズ。

今回は米国の高配当個別銘柄として人気の「AT&T(ティッカー:T)」についてお届けします。初めに本記事のまとめは以下の通りです。

  • 米国を代表する通信キャリア
  • 配当利回りは6.93%
  • 連続増配年数は35
  • 配当権利落ち月は1月/4月/7月/10月
  • 配当支払い月は2月/5月/8月/11月
  • 株価長期トレンドは波はあるが概ね横横(2021年3月時点)
投資は自己責任でお願いします。当ブログではブログ管理者が好んでいたり、多くの人がSNSや動画にて話題にしている銘柄を紹介しています。現物で買う、空売りするなどポジションによっては利益にも損失にもなりますし、短期や長期といった違いでも損益結果が変わってきます。

それでは早速解説していきます。

AT&Tについて

AT&T(ティッカー:T)は携帯電話など通信事業をメインで行っている米国で最王手の通信事業会社。またワーナーメディアを傘下に加えCNNやHBOなどの動画配信のメディア事業も行っている。

日本で言うとNTTドコモやKDDIのような企業。

AT&Tの長期チャートについて

AT&Tの長期チャート(2021年3月現在)
AT&Tの長期チャート(2021年3月現在)

AT&Tの長期チャートは上記の通り。

このワーナーメディア等企業の買収によって巨額の有利子負債があるが、買収企業でのビジネス展開が軌道に乗らないことが多く財務面での懸念がある。

昨年はHBO Maxなどコロナ禍に動画配信サービスなどもリリースしたが、NetflixやAmazon Prime、Disney+などには会員数の伸びは追いついていない。

そういった背景から高配当株のため底堅いが株価は低空飛行がずっと続いている

株価 29.76

予想EPS -0.75

となっています。

AT&Tの配当利回りと増配率について

AT&Tの直近5年増配率(2021年3月現在)
AT&Tの直近5年増配率(2021年3月現在)

AT&Tは増配年数が35年と配当貴族となっており、直近5年の配当と利回り及び増配率は上記の通り。

ここ最近の株価低迷により配当利回りが6~7.5%前後になってきており非常に高配当になっています。

また増配率は概ね1〜2%となっていますが、最近は毎年$0.04(四半期で$0.01)の固定増配をしていたため、年々増配率としては低下しているように見えます。

毎年増配の発表タイミングが決まっていましたが、そのタイミングで今回増配発表がなかったことから、他の四半期タイミングでの発表となるのか、増配年数が止まってしまうのかが気になる年となっています。(2021年3月現在)

現在株価に対する配当予想としては6.93%となっています。(2021年3月現在)

AT&Tの配当権利落ち月と支払い月について

アルトリア・グループはの配当権利落ち月は4月/7月/10月/1月となっており、配当支払い月は翌月の2月/5月/8月/11月となっています。

AT&Tのメリット

AT&Tは高配当株投資では選択の余地がある銘柄で以下のような特徴を持っています。

  • 非常に高配当で現状7%前後
  • 配当貴族としての意地で毎年増配

また通信事業の最王手ということもあり、仮に倒産した場合は世界の通信断絶につながることから、個人的には政府介入などで倒産リスクは低いのでは?と考えている部分もあります。

また基地局の整備など設備投資の規模が非常に大きく、参入障壁は高いことから、現在ベイライゾン(ティッカー:VZ)との2強となっていることも強豪の少ない繋がっておりメリットと言えます。

通信事業だけの伸び代が少ないことから、買収したワーナーメディアのメディアコンテンツを生かした今後の伸びに期待したいです。

AT&Tのデメリット

AT&Tはとにかく1番の懸念点としてその巨額の有利子負債の多さとなります。

5Gへの設備投資と巨大企業の買収などにより、この膨らんだ負債の圧縮が当面の大きな課題となっており、以下にその負債圧縮を行っていくのかを見極めていきたい点になります。

また現状高配当ではありますが、増配停止の懸念もあるため今後の増配停止の確定または減配などについてはよく見定めていく必要があるかと思います。

まとめ

今回は「AT&T」について解説してきました。

現時点では減配の発表もありませんので、非常に高配当のまま意地している状況ではあります。

そのため一時的に組み込んでおくのも一手ではあるかもしれません。

しかし巨額な有利子負債と配当貴族落ちまたは減配懸念については動向を見守る必要がありそうです。

今回はここまで。次回以降もよろしくお願いします。コメント等もお待ちしています。

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