はい、どうもー。投資の小学生です。
たくさんある米国株式の銘柄のなかで、多くの人から人気があったり、SNS等で紹介されていたりする銘柄をピックアップする【話題の米国株】シリーズ。
第8回目の今回は全米の株式市場全体をETFにした「VTI」についてお届けします。初めに本記事のまとめは以下の通りです。
- 組入銘柄数は3700銘柄弱
- 分配利回り約1.5%前後(税引前)
- 経費率が0.03%と激安
- 米国全体に分散投資
それでは早速解説していきます。
VTIについて
VTIとは米国3大投資運用会社の1角であるバンガード社が2001年5月24日に設定したVanguard Total Stock Market ETFのティッカーで、米国株式市場に上場している大型・中型・小型銘柄の米国市場のほぼ全体に時価総額加重平均で分散投資する上場投資信託(ETF)になります。
2021年3月現在の各種指標は以下の通りです。
構成銘柄数は3669銘柄
設定来の騰落率は8.34%
分配利回りは1.38%
経費率は0.03%
米国株式市場全体に分散投資していますが、時価総額加重平均ということもあり、以前に解説したS&P500指数連動のETF VOO / SPY / IVV の構成銘柄が大きなウェイトを占めています。
VTIのメリットについて
VTIのメリットは以下のものになります。
- 全米株式市場全体への分散投資
- 経費率が最低水準
全米株式市場全体への分散投資
VTIは全米の3700弱の銘柄に分散投資可能なETFのため、これまでのS&P500指数連動ETF VOOのようや大型銘柄以外にも投資が可能なETFとなっています。
米国株式市場全体としては常に右肩上がりの株価となっていることからこの米国全体への分散投資により安定した株価変動且つ右肩上がりの値上がり益を狙っていくのがこのVTIの利益獲得のスタイルとなるでしょう。
またわずかではありますが、分配金も出ているため
VTIの投資=安定した株価値上がり + 分配金による嵩増し
といった形で長期保有に非常に向いている銘柄だと思います。
経費率が最低水準
資産運用会社は集まった資産のうち一定のパーセンテージを経費として受け取ります。
運用資産が多ければ、それだけ割合としての経費総額は多くなるため、経費率も低下する傾向があり、このVTIにおいても他のETFと同様に経費率が非常に低く設定されています。
その経費率は2021年3月現在でなんと、
経費率 0.03 %
100万円を投資していたとしても、年間300円の経費と非常に運用コストを抑えて運用できます。
VTIのデメリットについて
VTIのメリットは以下のものになります。
- 小型株に引きづられる面がある
- 米国株式市場次第
小型株に引きづられる面がある
VTIは全米株式市場全体に投資する分散性があるため、小型株の影響が良い面だけではなく、逆に悪い面も受け流ことになります。
S&P500連動のETFやNASDAQ連動のETFなどある程度ターゲットを絞ったETFはその辺りのノイズが少なくなります。
セクターや銘柄規模に対する集中投資によってリスクとトレードオフで大きなリターンが得られるそれらのETFとは逆にVTIはリスクを減らす分、リターンも平準化となります。
米国株式市場次第
VTIは米国株式市場に対する投資になります。
グローバル化の進んで今の経済は米国の市場次第で、全世界にその影響は波及しますが、とはいえ米国経済だけに影響するような事態が発生するなどした場合はVTIへの影響は甚大なものとなります。
まとめ
今回は全米株式市場全体に分散投資するETF「VTI」について解説してきました。
VTIは全米全体に投資することになるため、その安定性はとても高くこれ1本でメインの株式投資としている方もいるくらいのものです。
自分はVTIについては投資していませんが、いろんな投資家の話から間違いなくTOP3には入る人気のETFとなります。
今回はここまで。次回以降もよろしくお願いします。コメント等もお待ちしています。
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